・サヨナラの言葉を飲み込んで(静雄×帝人)
「また、明日」
「あぁ…」
いつもこの台詞の後は凄く寂しそうな顔をする。
どうして?
寂しいんですか?なんて聞けないけれど。
「………」
さよならを言わないですむ方法、知ってるんです。
「ねぇ静雄さん」
「なんだ?」
「一緒に暮らしてくれませんか?」
僕の言葉に、静雄さんが驚いたように此方をみてその後微笑んだ。

さよならは言わないよ。

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愛は殴り合いから始まる? (静雄×帝人)
警戒注意報
警戒注意報
手に持ってるのは何でしょうか?
答え。
バス停です。
えぇーっと僕、これどういう状況なのかな?
持っていた学生鞄をぎゅっと握りしめた帝人に、血の付いたバス停を持った非日常の人が此方を見た。
「おまえさぁ」
「はい?」
「俺と付き合ってくんない?」

ここで否といったら、僕はどうなるんでしょうか

「えぇっと…よろこんで?」
答えてみました。
そしたら静雄さんが微笑んだ。


うん、この人も狂ってる。

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雨降り(臨也×帝人)
「寒い」
「雨降ってるからね」
「情報屋ならそれぐらい情報として知ってないんですか?」
どんっと隣でへらへらと笑っている臨也さんをどついても、へらへらしている。
そんなに楽しいか。
冬空の中の雨は、雪よりも寒く感じるっていうのに。
「そんな自分の不手際を責められても…」
「さ む い で す」
むすっと言えば、漸くポケットから手を出した。
何をするのかと思えば。
「はい、手を繋いでかえりましょー」
「はい?!」
「傘は折りたたみがあるしね」


この人、絶対に確信犯だ!!


2010.0508 如月修羅

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